保護のキタオットセイ、元気に海へ 2月に漁港で衰弱

古庄暢
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 福島県いわき市平の合磯(かっそ)海岸で30日、環境水族館「アクアマリンふくしま」が保護していたキタオットセイのオス1頭が海へ放流された。

 オスは体長約1・5メートル、重さ50キロ。先月16日、市内の漁港で衰弱しているのを地元住民が見つけ、同館が保護していた。同館によると、普段は太平洋北部などに群れで生息するが、越冬のため南下し、毎年12~5月にかけて同市沖でも見られる。遺骸が見つかることはあるが、保護は「数年に1度」のことだという。

 この日は、同館の職員らがオスが入ったオリを浜辺に置くと、沖を目指して元気に泳いでいった。担当した同館の獣医師、平治隆さん(49)は「来年また群れとともに戻って来てくれたらうれしい」と話した。(古庄暢)