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倉吉の社員寮でクラスター発生 感染12人は変異株陽性

新型コロナウイルス

石川和彦、東孝司
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 鳥取県は30日、倉吉市の事業所の社員寮で新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。入寮していた20~30代の女性11人と事業所の同僚1人の計12人の感染が確認され、いずれも県の変異ウイルス(変異株)検査で陽性だった。ほかに3人の感染も判明し、これで県内の感染者は計233人に、このうち変異株陽性者は14人になった。

 県によると、入寮者3人が28日、頭痛などを訴えて医療機関を受診。県衛生環境研究所でPCR検査をしたところ、29日夜に陽性とわかった。濃厚接触者である入寮者8人と寮には入っていない同僚1人の陽性も30日に判明した。

 寮は2棟あり、計15人が相部屋の形で共同生活をしていた。感染した入寮者のうち1人が21~22日に大阪へ出かけたことがあり、残る10人は県外移動をしていなかった。11人はすべて感染症指定医療機関に入院するが、陰性だった4人は引き続き寮内にとどまり、健康観察をする。感染力の強い変異株という特性から、寮外へ移動することを避けたという。

 県によると、事業所側が検査や調査に協力していて、接触者全員の把握も可能なことから、条例に基づいて施設名は公表しない。事業所は29日から操業を停止しているという。

 クラスター以外の感染者のうち、2人は28、29日に感染が確認された鳥取市保健所管内の人の濃厚接触者で、あと1人はこれまでの感染者との接触は確認されていない。

 県は30日に再び対策本部会議を開き、4月13日までを「感染急拡大警戒期間」として県民に呼びかけることを決めた。平井伸治知事は「第4波を迎えている」と現状認識を示し、「クラスターの施設外へ感染が広がることを食い止めたい。ここを逃すと大都市部のように急速な拡大につながりかねない。変異株といっても感染予防対策は従来と大きくは変わらないが、その徹底が大切だ」と語った。(石川和彦、東孝司)

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