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日医工問題受け再発防止策など議論、富山県が専門部会

波多野陽
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 富山市に本社があるジェネリック医薬品(後発薬)製造大手の日医工が、薬剤の出荷試験などで法令違反を起こしたことを受けて、富山県は30日、薬事審議会に医薬品製造・品質管理の専門部会を設置し、初会合を開いた。

 部会は、県レベルでの類似例の再発防止策を考えるほか、信頼回復策も議論する。製薬会社や薬剤師会、医師会などの代表7人が委員などとして参加し、部会長には中島範行・県立大学副学長が就いた。

 この日は、県が日医工の違反の経緯を報告。石黒雄一・県厚生部長は「『くすりの富山』はジェネリック医薬品の製造拠点となっている。今回の件は、県の医薬品への信頼を揺るがす重要な事態として重く受け止めている」と述べた。

 部会は3回の議論を経て、6~7月に同審議会に報告書を提出する。また、日医工の不正を長年見抜けなかった反省から、県は、調査方法に問題がなかったかを検証する「GMP査察調査委員会」を来月に設置する。一部のメンバーは専門部会と重なる予定で、並行して議論を進める。(波多野陽)