香港民主派、政権に忠誠誓うか批判貫くか 選挙制度改変

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広州=奥寺淳 北京=冨名腰隆
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 中国の全国人民代表大会常務委員会は30日、民主派勢力を香港政治から実質的に排除する選挙制度改変案を全会一致で可決した。立法会(議会)選で民意が反映されやすい直接選挙枠が大幅に削減され、行政長官選も政権側が認める「愛国者」以外は立候補できなくなる。中国側の法的手続きが終わり、香港民主化の歩みを止める制度変更が動き出す。

 中国返還後の香港の憲法にあたる基本法は、行政長官や立法会議員について「最終的に普通選挙で選出するのが目標」と明記し、政権側も「漸進的な民主の前進」を約束していた。制度改変が香港の高度な自治を保障した「一国二制度」を骨抜きにし、香港民主化の歩みと逆行するのは明らかだ。

 常務委は基本法で選挙のあり方を定めた付則文書を修正。2回以上審議するのが原則だが、今回は1回の審議で採択した。

 新たな制度は、行政長官選の…

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