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 静岡県舞台芸術センター(SPAC)が例年静岡で開催している「ふじのくに●(右矢印の下に左矢印)せかい演劇祭」が4月24日~5月5日、静岡市葵区の駿府城公園などで開かれる。芸術総監督の宮城聰氏らが24日、静岡市駿河区の県舞台芸術センターで会見し、2年ぶりの開催への意気込みを語った。

 演劇祭は2000年にスタート。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止し、オンラインの「くものうえ●(右矢印の下に左矢印)せかい演劇祭」に振り替えた。今年はコロナ対策のため、演目を三つに絞り、すべて野外で行う。

 オンラインではなく、ライブ上演を選んだ理由について、宮城氏は「分断が決定的に進んだ世界で、役者の肉体から発散される最も演劇の原初的なものが、人と人との和解に役立つと信じている」と力を込めた。

 4月24、25両日の午後6時から、駿府城公園東御門前広場で、ブレヒト作の「三文オペラ」を上演する。演出はイタリアのジョルジオ・バルベリオ・コルセッティ氏。大岡淳氏の訳で2018年に東京芸術祭で上演された不条理喜劇だ。

 4月28~30日の午後6時からは、静岡市駿河区の県舞台芸術公園野外劇場「有度」で、唐十郎作の「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」を上演。演出は宮城氏。

 5月2~5日の午後6時45分からは、駿府城公園紅葉山庭園前広場でギリシャ悲劇「アンティゴネ」を上演予定だ。17年に仏・アビニョン、19年に米・ニューヨークで上演された大がかりな舞台が、規模もそのままに静岡に出現する。演出は宮城氏。

 チケットは一般4200円、ペア7400円。60歳以上3500円、大学生・専門学校生2千円、高校生以下1千円。問い合わせはSPACチケットセンター(054・202・3399)。

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 5月2~5日には、駿府城公園周辺の街角で「ストリートシアターフェス ストレンジシード静岡」もある。公募を含む22組が演劇やダンスパフォーマンスを見せる。無料だが、新型コロナ対策で来場者登録が必要。ストレンジシード静岡のホームページは(https://www.strangeseed.info別ウインドウで開きます)。(阿久沢悦子)

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