王妃の車列に三本指立てると罪? タイの活動家を起訴

バンコク=貝瀬秋彦
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 タイの検察当局は3月31日、スティダー王妃らが乗った車列を妨害し、危害を加えようとしたとして、活動家ら5人を起訴した。有罪になれば最低でも禁錮16年となり、1件につき禁錮3~15年の不敬罪よりも量刑が重い。

 タイ当局は、王室改革などを求める反政府デモのリーダーらを相次いで不敬罪で起訴しており、今回の起訴もデモに圧力をかける狙いがあるとみられるが、反発は必至だ。

 昨年10月、バンコクで大規模な反政府デモが行われた際、近くを通った王妃の車列に対し、デモ隊の一部が抵抗の象徴である3本指を立てるポーズをとるなどした。

 これが罪に問われ、危害を加えようとしたと認定されれば量刑は禁錮16~20年または終身刑となる。仮に王妃の命を危険にさらしたと判断されれば、最高刑は死刑となる。

 起訴された活動家らはロイター通信に「(危害を加えるなどという)意図はなかった」「車列が来ることすら知らなかった」などと述べた。(バンコク=貝瀬秋彦)