伝書鳩はどう訓練するの? 笛の音で巣を覚えてもらい…

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「伝書鳩の訓練はどうやるの?」 

奈良県・浜田禎之さん(78)からの質問

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ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。<br>science@asahi.comメールする

 ののちゃん 伝書鳩って遠く離れたところから自分の巣(鳩小屋)へ帰ることができるというけど、公園にいる鳩とはどう違うの?

 藤原先生 公園にいるのは野生化した「ドバト」と呼ばれる鳩だね。でも、両方とも元々は外来種のカワラバトなんだ。今から5千年前に人が通信用として使っていた記録もあるほど歴史は長い。伝書鳩は、人が長い時間をかけて、飛行距離も速さもドバトとは格段に違う、いわばアスリートに改良されたものなんだ。

 のの 馬でいうサラブレッドのような感じかな。どれだけ飛べるの?

 先生 天候にもよるけど、1日で1千キロ以上飛べるのもいるそうだ。巣に戻る「帰巣本能」が優れているのは、太陽の位置や地磁気で巣の位置を把握する説もあるけど、はっきりした理由はよくわかっていない。

 のの かつては朝日新聞でも使っていたっていうよね。

 先生 日本では、19世紀末から軍が研究を始め、朝日新聞は1895年に報道機関で初めて実用化した。記者が数羽の伝書鳩を現場に持って行き、脚や背中に取り付けられた筒に原稿やフィルムを入れ、空に放ち、本社の鳩小屋に帰る方法だ。しかし、ファクスなど電送技術の発達で1960年代にその役目を終えた。現在は、一定の場所から自らの巣に帰るまでの速さ(分速)を競うレースが主な活躍の舞台だ。

 のの レースに出るまでは大…

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