草彅剛さん 真面目にまっすぐ生きていないとだめだぞ

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聞き手・伊藤綾

拡大する写真・図版草彅剛さん=慎芝賢撮影

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 映画「ミッドナイトスワン」でこのたび、日本アカデミー賞最優秀作品賞と最優秀主演男優賞をいただきました。授賞式では、ああいう場に行くのが初めてだったのでドキドキしていて、あっという間に時間が過ぎてしまった。映画を作っている方がたくさんいて、その1人になれたっていうのがうれしいし、監督さんや美術さん、カメラマンさんとか、ものづくりに徹してきている方の雰囲気を感じられた。映画ってこういう方たちによって作られているんだなと思えて、とても良い経験でした。あの場にいられるだけでもう本当に満足だったんですけど、最優秀賞もいただいて、今でもなんかこうボーッとしている。皆さんに祝福していただいて本当にうれしかったです。新しい地図を広げて4年目で、こういう大きな賞をいただけた。共に歩んできた慎吾ちゃんや吾郎さん、仲間(NAKAMA)の皆さんがいなかったら、なし得ないことだったと思います。

 お芝居となると、亡くなられた高倉健さんや大杉漣(れん)さんには、やっぱりすごくお世話になりました。大杉漣さんとは本当に何度も共演させていただいて、自分の出演ドラマで漣さんがいないものを数える方が少ないぐらい。すごくユーモアにあふれている方で、常に優しく接してくれた。撮影がつらいときでも、漣さんがいてくれるととにかく楽しかったです。

 高倉健さんと共演したのは1回だけですが、濃密な時間でした。ただそばにいて少しでも同じ空気を吸えたことが、芝居をするときのエネルギーになっている。こんなにも緊張するんだっていうくらい緊張したんですけど、その先に一皮むけた感覚がありました。

草彅さんが考える「役者」

インタビュー後半では、高倉健さんや大杉漣さんと共演するなかでつかんでいった、演じるために必要なことについても語ってくれました。

 健さん自身が、すべての役を…

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