育成花開くサガン 経営危機の逆境になぜ 二つの転機

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藤木健
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 サッカーJ1でサガン鳥栖が躍進を遂げている。若手が台頭し、かつての堅守速攻から一転。攻守で主導権を握る現代的なサッカーで開幕から4勝2分けと負け無し、いまだ失点はゼロだ。経営危機から降格候補とも目されたさなかで、育成への地道な投資を続けてきたことが身を助けている。

 背番号10を身につけるMF樋口雄太に、19歳にして副主将のMF松岡大起。彼らを筆頭に、下部組織出身者が今季のチームの3分の1を占める。さらに東京五輪に出る24歳以下(U24)日本代表の3月の活動に参加した17歳のDF中野伸哉も全6試合に先発した。

写真・図版
U18所属で2種登録のDF中野伸哉(右端)や背番号10をつけるMF樋口雄太(右から2番目)ら育成組織上がりの選手が今季の鳥栖には多く名を連ねる

 昨年末にはU18、U15がともに全国優勝するなど、いまや「育成クラブ」として注目されつつある。ただ、その道のりは決して平坦(へいたん)ではなかった。

 2000年の下部組織の立ち…

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