色気ムンムンの高座、そのヒミツは? 落語家桂よね吉 

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篠塚健一
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 歌舞伎俳優にも負けてはいない。芸歴26年目の落語家桂よね吉の芝居噺(ばなし)に、色気が増している。いったいなにがあったのか。

当代屈指の芝居噺

 「ねえちゃん! キャラメルマキアートを、ふたつくれい」。歌舞伎にハマッた男がいまどきのカフェに入ったら……。そんなマクラで笑わせて、噺に入れば目ヂカラをみなぎらせて見得(みえ)を切る。「蛸(たこ)芝居」「七段目」をはじめ、伝統的な歌舞伎の場面を演じる芝居噺は当代屈指だ。

 若手時代から、周りの風当たりはきつかった。高座の時間が「長過ぎる」と大先輩から叱責(しっせき)を受けたことも。しかし師匠の桂吉朝は怒らなかった。「やりたいようにやれば孤立する。でもお客を呼べばお前の勝ち。どっちを選ぶかや」

 親身に諭してくれた師匠は2…

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