大会関係者「やむを得ない」 聖火リレー「中止論」に

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 東京オリンピック(五輪)の聖火リレーについて、大阪府吉村洋文知事が1日、「大阪市内では中止すべきだ」と発言。大阪市松井一郎市長も同調した。大会組織委員会が府と調整中だが、大会関係者の間には「中止はやむを得ない」との空気が急速に広がっている。

 「大阪の皆さんの方がリレーをやりたがると思っていたが、この感染状況では中止の方向がいい」。大阪府と市のトップが中止に言及したことを受け、大会関係者の一人はそう話した。

 聖火リレーは、3月25日に福島県をスタートした。平和や友愛といった五輪の理想・精神を伝え、大会の機運を盛り上げる狙いがある。延期決定から1年越しの出発に、当初は「これで五輪本番の支持率も上がってくれる」と期待を寄せる関係者もいた。

 だが、大阪の感染者数が3月30日に432人、31日に599人と急増し始めると、不安視する声が出始めた。聖火が大阪府に入るのは4月13日で、2日間予定されている。組織委のある幹部は3月末、「(他県の)沿道の感染対策より大阪が心配。リレー中止の現実味が出てきた」と話した。別の幹部は「大阪市だけ別の措置ということもある」と厳しい見通しを示していた。

長野市では到着式を無観客に

 大阪府が「まん延防止等重点措置」(まん防)の適用を政府に要請する方針であることが報じられると、丸川珠代五輪相は30日、まん防適用地域について、ルートを変更する可能性を示唆していた。

 組織委はこれまで、実施地域…

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