藤井二冠、初の最優秀棋士賞 4年連続勝率8割超を評価

村瀬信也
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 第48回将棋大賞日本将棋連盟主催)の選考会が1日、東京都渋谷区将棋会館で開かれ、藤井聡太二冠(18)=王位・棋聖=が最優秀棋士賞を初受賞した。2020年度の成績が対象で、史上最年少での二冠達成や朝日杯将棋オープン戦の優勝、4年連続の勝率8割超えなどが評価された。升田幸三賞特別賞などにも選ばれ、受賞ラッシュとなった。

 将棋大賞は、名人戦などの棋戦主催者の担当記者らが選考する。最優秀棋士賞の選考は藤井二冠と、棋王と王将を合わせて三冠の渡辺明名人(36)の一騎打ちとなったが、全13票のうち8票を集めた藤井二冠が最優秀棋士賞に選ばれた。その後、優秀棋士賞に渡辺名人が満票で選ばれた。

 独創性などを評価する升田幸三賞と名局賞は、担当記者の一部と棋士らが選考した。藤井二冠が指した複数の妙手が候補に挙がり、三つの賞に選ばれた。

 最優秀棋士賞と優秀棋士賞以外の主な受賞者は次の通り。

 敢闘賞=豊島将之竜王▽新人賞=池永天志四段▽最優秀女流棋士賞=里見香奈女流四冠▽優秀女流棋士賞=山根ことみ女流二段▽東京将棋記者会賞=杉本昌隆八段▽升田幸三賞=大橋貴洸六段「耀龍四間飛車」▽升田幸三賞特別賞=藤井二冠(第91期棋聖戦第2局の△3一銀)▽名局賞=第91期棋聖戦第1局(渡辺―藤井)▽名局賞特別賞=第34期竜王戦2組(藤井―松尾歩八段)▽女流名局賞=第10期リコー杯女流王座戦第5局(西山朋佳女流王座―里見女流四冠)村瀬信也