「K字」描く大企業景況感 串カツ田中社長「楽観は…」

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木村聡史、若井琢水 伊藤弘毅、神山純一、鈴木康朗
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 大企業の景況感にばらつきが出ていることが日本銀行の3月短観でわかった。その軌跡は、V字回復ならぬK字。製造業が右肩上がりなのに対し、「宿泊・飲食サービス」は厳しさを増してK字の右下部分のようだ。

 首都圏4都県に出ていた緊急事態宣言が3月下旬に解除され、静岡・熱海駅前の商店街には旅行客が戻りつつある。

 それでも、近くのしにせ旅館「さくらや」社長の犬飼啓介さん(72)は「お客さんの勢いはまだまだ」と浮かない顔だ。政府の観光支援策「Go To トラベル」の再開に期待を寄せつつ、「感染がまた拡大するのは困る」とこぼす。

 熱海市の2020年の宿泊客数は前年より4割少なく、統計が残る1963年以降で最も少なかった。3月短観で「宿泊・飲食サービス」の厳しさは他業種に比べて際立つ。

 景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた指数であるDIは、全業種中で最も低いマイナス81。前回12月調査から15ポイントも悪化した。

 飲食も深刻だ。

 首都圏4都県の串カツ田中の…

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