清塚信也、ビートルズは「もうすぐクラシック」という訳

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宮田裕介
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 NHKのEテレで、クラシック音楽のビギナー向けの新番組「クラシックTV」(毎週木曜夜10時)が、今月から始まりました。司会の一人は、ピアニストの清塚信也さんです。番組を見てその人柄にふれると、クラシックは縁遠い存在の人でも、親近感がわくかもしれません。「ビートルズやクイーンはもうじき、クラシックになる。身近な音楽なんです!」。どういうことなのか、聞きました。

 ――新番組の司会のオファーがあった時の心境は?

 こういう番組がやりたくて、頑張ってきたので目標がかないました。同時に責任感が芽生えました。クラシックの玄関口になりうる番組です。私も子どもの時にNHKのクラシック番組で、世界を広げていきました。今まで以上に頑張っていかなきゃな、と。

 ――番組はクラシックビギナーでも楽しめると聞いています。一方で、クラシックはハードルが高いと思う人もいるかもしれません。

 音楽自体のハードルを下げることはあまり本質的ではないと思っているんですね。

 クラシックは、貴族や宗教と密接に関係している音楽は堅さもある。そして、ベートーベンやショパンらが生きた時代は今ほど医学が進んでいなくて、疫病や戦争で亡くなる可能性も今よりずっと高かった。現代と比べて短命で、生きることに真剣でした。そうした人たちを支えてきたのも音楽です。だから重い内容も多い。どうして重いのか、背景をわかりやすく説明して、腑(ふ)に落ちた状態で聞いてもらうのが大事だと気づいたんですよね。だから、この番組は視聴者の皆さんとクラシックの共通点、共鳴する部分を探したいです。

 ――私自身、今のご説明で腑に落ちました。

 そもそもクラシックは、ジャ…

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