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 体のさまざまな細胞になれるiPS細胞から、心臓の筋肉の細胞をつくって、重症の心不全患者10人に移植する治験を、慶応大発の医療ベンチャー、ハートシード(東京都新宿区)が始める。早ければ夏ごろに1例目を実施する。10人の成績をふまえ、条件つきで早期承認できる制度を利用して製品化をめざす。

 治験を進める慶応大の福田恵一教授によると、治験の対象は、心筋梗塞(こうそく)などが原因で心臓の機能が衰えた「虚血性心疾患」の20~75歳の10人。慶応大など10施設で予定している。

 京都大iPS細胞研究財団が保管している拒絶反応のリスクを少なくしたiPS細胞を使い、その細胞と免疫の型が合うことが条件となる。ただし、移植後も免疫抑制剤を使う。

 移植は、iPS細胞から変化させた心筋細胞を、1千個ずつのかたまりにした「心筋球」を、冠動脈バイパス手術と同時に心臓に注射する。移植後1年かけて安全性や有効性をみる。移植する細胞数は、5千万個または1億5千万個で、どちらのほうが効果があるかも確かめる。

 福田さんによると、心筋細胞の…

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