視覚障害ある岩崎晴都さん、囲碁のプロ候補生デビュー

大出公二
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 右目はほぼ見えず、視力0.01の弱視の左目のみで囲碁を打つ中学1年の岩崎晴都さん(12)=さいたま市=が3日、日本棋院のプロ候補生「院生」のデビュー戦を果たした。同じプロ志望のライバルたちと4局打って結果は2勝2敗。毎週末に打って成績を競い、プロ試験の受験資格のある上位クラスへの昇格をめざす。

 晴都さんは最も下のDクラスに所属。この日の午前は2連勝の好スタートを切ったが、午後に連敗して打ち分けた。この結果について、対局後の記者会見で「最初だからまあいいかなと思いました。これなら上のクラスを上がれるかなと思いました」と手応えを口にした。

 日常生活について聞かれると「囲碁以外にやることがない。囲碁がないとどうにもならない」、囲碁以外の興味を聞かれると少し考えてから「ほとんどない。ないです」と答えた。ふだんは1日約10時間、囲碁の勉強をしているという。囲碁の魅力について「どういう人でも、目が悪くても障害があっても打てるのがいいなと思います」と話した。(大出公二)