忘れたいキルギスでの拉致事件 サッカーが再会を後押し

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勝見壮史
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 コロナ禍で中断していたサッカーのワールドカップ(W杯)予選が動き出し、日本代表は3月30日にモンゴル代表と対戦した。日本代表にとって1年4カ月ぶりのW杯予選をテレビで見ながら、中断前最後の試合を思い出した。

 2019年11月、場所は中央アジアキルギスだった。試合の内容と同じくらい、観客席で果たされた約20年ぶりの再会を鮮明に覚えている。

 藤井広太郎さん(69)と、キルギス人のオムルベク・ジャナケーエフさん(56)。2人は、1999年にキルギスで起きた拉致事件の被害者だ。

 藤井さんは鉱山技師としてキルギスで働いていたとき、ほかの日本人技師3人とともにイスラム武装勢力に拉致された。藤井さんたちの通訳だったジャナケーエフさんは、連れ去られそうになった藤井さんたちの姿を見て、自ら進んでとらわれの身となった。

 「キルギスのために仕事をし…

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