松江の火災「原因特定に時間」 消防庁も入り実況見分

榊原織和
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 【島根】住宅など30棟が焼損した松江市島根町加賀の大規模火災で、市消防本部などが3日、現場に入って実況見分を実施した。被害が広範囲で、燃え落ちたがれきも多いことから、市消防本部は原因特定には時間がかかるという見方を示した。

 実況見分は市消防本部と県警、総務省消防庁の消防研究センターの合同によるもので、午前9時に始まった。焼損の広さなど過去にない事例のため、市消防本部が火災原因調査を専門にする同センターに職員の派遣を依頼したという。

 消防などは出火場所を現場の南側のエリアと推定。この日はがれきを除去し、他のエリアについて、住民を立ち会わせて一つ一つの住宅の範囲や火元になりそうな電化製品の位置などを確認した。

 田村達朗・消防本部消防次長は「現場は建物のほぼ基礎しか残っておらず、焼けた方向や状況が目で見て分からない状態。発火原因の証拠が特定しづらい。原因特定には時間がかかる」と話した。4日も同様の実況見分をする。

 消防は、住民の罹災(りさい)状況を確認し、罹災証明書の発行を進めている。(榊原織和)