地盤補修時、住民の一時移転も 調布の陥没問題で説明

高橋淳
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 東京都調布市の住宅街で道路の陥没や空洞が見つかった問題で、東日本高速道路(NEXCO東日本)は3日、住民説明会を市内で開き、地下トンネル工事の施工ミスについて謝罪。緩んだ地盤を補修する際、一時的に移転を求める場合があることなどを説明した。

 NEXCO東の有識者委員会が3月、東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル直上の地盤が南北約360メートルにわたり緩んでいたとする調査結果を公表したことを受けて開いた。

 NEXCO東は説明会の冒頭、参加した外環道沿線の住民約60人に施工ミスを謝罪した上で、新たに地盤の補修工事を行うことや、家屋の原状回復費用、工事で体調を崩した人の治療費を補償する方針を示した。

 参加した住民によると、同社からは、地盤の補修工事のために対象地域の住宅をいったん更地にする必要があり、一部住民には一時的な移転を求めるとの説明があったという。

 住民でつくる「外環被害住民連絡会・調布」は説明会の後、「地盤を補修するから『住民は立ち退け』などという事業者の勝手な論理は許されない」との声明を出した。

 説明会は7日まで、外環道沿線の9カ所で行うという。(高橋淳)