首相、バイデン氏に「一番乗り」 問われる日本の外交力

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相原亮 ワシントン=園田耕司、青山直篤 菊地直己、新宅あゆみ
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 日米首脳会談が16日(米国時間)に決まった。菅義偉首相は、バイデン大統領と対面で会談する最初の首脳という「果実」を手にすることになった。だが、中国との競争を前面に打ち出す米政権が、どんな協力を求めてくるかは未知数。落とし穴が隠されていないか、日本側の緊張は高まりつつある。

 「直接会談する最初の外国首脳。バイデン政権が我が国との関係を極めて重要視している証しだ」

 菅首相は先月25日の参院予算委員会で、今回の訪米の意義を強調した。

 日本側は、バイデン政権の発足直後から米国での対面会談での「一番乗り」をめざし、会談実現に向けて動いていた。政府関係者によると、当初、米側は新型コロナウイルスへの感染リスクを理由に対面形式の会談に消極的だったという。だが、3月に入って米側の姿勢が一転。当初想定していた日程より1週間後ろ倒しとなる混乱はあったが、4月16日(米国時間)に首脳会談を行うことが決まった。加藤勝信官房長官は2日の記者会見で「首脳間の個人的な信頼関係を構築する上でもよい機会になる」と強調した。

 収束の見通しが立たない新型コロナ対応や首相の長男が関与した総務省接待問題など、通常国会で防戦一方だった政権は今回の訪米を国内外に存在感を示し、悪い流れを変える好機ととらえている。官邸幹部は「ようやく外交に取り組める」と話す。

「まず会うということが一番なんだ」

 会談の成果としてアピールし…

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