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 禅宗の一派、黄檗(おうばく)宗を日本に伝えた中国の僧・隠元隆琦禅師(いんげんりゅうきぜんじ)が来日後、最初の拠点にした長崎市の興福寺に、中国から隠元の銅像が寄贈されることになった。松尾法道住職が3日、明らかにした。

 隠元は1654年に来日し、興福寺で約1年にわたり教えを説いた。インゲン豆やちゃぶ台など、現代にまで伝わる中国文化を伝えたとされる。

 昨年創建400年を迎えた唐寺・興福寺は近年、隠元の出身地・中国福建省の寺院と盛んに交流。隠元が来日前に住職を務めていた同省の萬福寺から今年2月、釣り鐘が贈られた。銅像はこれに続くもので、中国美術館館長で彫刻家の呉為山(ごいざん)さんから申し出があった。年内にも届く見込みだ。

 松尾住職は「鐘に続き、銅像までいただけるのはうれしい。これからの400年に向けた日中友好のしるしとしたい」と話した。(米田悠一郎)

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