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 【静岡】8月に開幕する東京パラリンピックの聖火について、大会組織委員会は全国各地で火をおこす「採火式」の詳細を発表した。県内では伊東市でパラ競技・ボッチャで使うボールに見立てた球体のキャンドルを使うなど、全35市町がそれぞれ特色を生かした採火を行う。

 採火式は全国880以上の自治体で予定されている。8月17日からは競技会場がある静岡、千葉、埼玉、東京の4都県で聖火リレーが行われ、静岡はスタート地点となる。

 県内35市町の採火方法は様々で、島田市(新金谷駅)ではSLの窯の火を点火棒にともし、その火をランタンに移す方法を計画。熱海市(親水公園)では代名詞である花火に関連づけた方法を企画している。

 8月17日には、各市町の採火後、「日本平夢テラス」(静岡市清水区)でそれらの火を一つにまとめる「集火式」を行う。その後、熱海、静岡、御前崎、菊川、浜松の5市4区間で聖火リレーを行い、聖火を東京に送る「出立式」を浜松市の四ツ池公園で開く。(和田翔太)

 パラ競技「ボッチャ」にちなんだ採火式を計画している伊東市。地元出身で、東京大会に推薦内定を得ている杉村英孝選手(39)への思いを込めた企画だ。

 採火式では、ボッチャで使うボールに見立てた球体のキャンドルに火をともし、子どもらが持つ。そこから市長が採火し、ランタンに移す。映像で杉村選手が投げたボールがキャンドルに変わり、聖火がともる演出を考えているという。

 前回リオ大会で銀メダルに輝いた杉村選手に地元からエールを送りたいとの思いで企画したという。中心となって企画した同市企画課の出口卓さん(38)は「市民の熱い思いを聖火にのせて、杉村選手や他の選手たちに届けたい」と意気込んでいる。

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