奈良出身の在米コメディアン、広陵町で凱旋公演

根本晃
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 奈良県明日香村出身で米国在住のスタンダップコメディアン、柳川(やながわ)朔さん(28)が3月に広陵町内で開いた凱旋(がいせん)公演で、分断される社会とその克服について言及した。

 公演は3月20日にあり、自身の活動について切れ味鋭いジョークを交えて語り、会場に集まった約50人を楽しませた。

 スタンダップは米国などで人気の話芸。マイク1本で舞台に立ち、ユーモアを交えながら政治や差別など社会の諸問題に切り込むことが多い。柳川さんは2017年から米・シカゴを拠点に活動している。コロナ禍の前は年350回舞台に立ち、英語で現地の人たちを笑わせていた。

 3月、スタンダップの歴史や自身の活動をまとめた著書「Get Up Stand Up! たたかうために立ち上がれ!」(産業編集センター)を出版したのにあわせて一時帰国した。公演では、シカゴでの経験やスタンダップの魅力について語った。

 柳川さんは「自分の視点を笑いに包めば、意見の異なる人にも伝わる。分断された社会で対話のきっかけになる」と聴衆に語りかけ、「スタンダップの文化を日本でも必ず根付かせます」と意気込んだ。(根本晃)