ファラオのミイラがカイロを「行進」 引っ越し作業演出

カイロ=北川学
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 エジプトのカイロで3日夜、古代エジプトのファラオ(王)のミイラが陸路で移送された。展示施設の変更に伴うもので、政府は移送作業をパレード風に演出。「ファラオの黄金の行進」と銘打った大がかりなイベントに仕立てた。

 移送されたのは、ラムセス2世やハトシェプスト女王など22体。船の装飾を施した車両に1体ずつ載せられ、これまで展示されていた都心部のエジプト考古学博物館を出発。車列は通行止めにされた大通りをゆっくりと南下し、約5キロ離れたエジプト文明博物館に到着した。

 コロナ禍でエジプトを訪れる外国人は激減し、昨年は350万人程度で、前年より1千万人近く下回った。政府は観光促進の狙いを込めてイベントを企画した。

 エジプトでは3月23日にスエズ運河で大型コンテナ船が座礁。その後も列車衝突やビル倒壊と大きな事故が続いた。インターネット上では、ミイラの移送とからめて「ファラオの呪いでは?」といった投稿が相次いだ。(カイロ=北川学)