古賀稔彦さん次男が初優勝 「何としても」亡き父思い涙

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 柔道の全日本選抜体重別選手権が4日、東京オリンピック(五輪)前の6月に開かれる世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)の代表選考会を兼ねて福岡国際センターで開かれ、男子60キロ級で古賀玄暉(げんき、22)=旭化成=が初優勝した。

 古賀は3月24日に53歳で亡くなった柔道五輪金メダリスト古賀稔彦さんの次男。父が7度制した大会で悲願の初タイトルをつかんだ。

 優勝インタビューでは「何も恩返しできずに亡くなってしまった。何としても優勝したい気持ちでした」と涙。「いつも試合の合間に父が連絡をくれていて、それがないのが寂しかった。でも、今まで以上に覚悟は強くなっていたので、最後まで戦うことができました」と語った。

 その言葉通り、竪山将(パーク24)との決勝は10分を超える激闘だった。最後は、肩車で技ありを奪って勝利。「逃げずに組む自分の柔道ができた」と語った。

 古賀は神奈川県出身で、この春に日体大を卒業し、柔道の強豪、旭化成に入った。2019年アジア選手権優勝などの実績がある。「さらに強くなるために稽古を積んでいきたい」と語った。