台湾脱線、強まる行政批判「改革を」 過去にも重大事故

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台北=石田耕一郎
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 台湾東部の花蓮県で2日に起きた台湾鉄道の「タロコ号」脱線事故で、運営主体の台湾当局に対する批判が強まっている。過去にも重大事故を起こしながら、安全運行に対する意識改革が進んでいないとの指摘だ。今回の事故で林佳龍交通部長(交通相)が辞意を示すなど、蔡英文(ツァイインウェン)総統の政権運営に影響する可能性もある。

 台鉄の労組は事故後、「現場は人手不足で業務過多の状態。行政は労組の声を聞いた改革を進めるべきだ」との声明を出した。野党・国民党の江啓臣(チアンチーチェン)主席も「安全運行を確保する責任は行政にある。組織管理が問題だ」と攻勢を強める。

 台鉄は事故が相次ぐ。2018年には特急列車の脱線事故で18人の犠牲者を出した。交通部によると、昨年までの5年間で運行側に責任がある事故が261件発生。台湾紙の自由時報は12年以降で、計99件の脱線事故があったと伝えた。

 交通部は18年の事故後、安…

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