台湾脱線の衝突トラック、ブレーキ緩かったか 当局指摘

台北=石田耕一郎
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 台湾東部の花蓮県で2日に起きた列車脱線事故で、特急列車と衝突したトラックを直前まで運転していた建設作業員=過失致死罪などで起訴=が3日、台湾メディアの取材に、「停車時にサイドブレーキをかけた」と話した。当局の事故対策本部はサイドブレーキが緩かった疑いを指摘している。かけ方が十分でなかったか故障していた可能性がある。

 台湾メディアによると、作業員は起訴後に保釈金50万台湾ドル(約190万円)を納付して保釈されたが、検察側の準抗告が認められ4日に再び勾留された。4日に自宅を出る際、報道陣に「事故を謝罪し、捜査に協力する」とする声明を涙ながらに読み上げた。台湾の刑法で過失致死罪は5年以下の懲役などが科される。

 対策本部によると、線路脇に止められたトラックが無人のまま未舗装の下り坂を約20メートル走行し、道路と線路の間の斜面から線路内に落ちて列車と衝突した。当局が転落の原因や時間を調べている。(台北=石田耕一郎)