苦しい時浮かぶ父・古賀稔彦さんの言葉 玄暉が全国制覇

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波戸健一
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 柔道の全日本選抜体重別選手権は4日、東京オリンピック(五輪)前の6月に開かれる世界選手権(ブダペスト)の代表選考会を兼ねて、福岡国際センターで男子7階級があり、3月末に亡くなったバルセロナ五輪金メダリスト古賀稔彦さんの次男、玄暉(げんき)(旭化成)が60キロ級で全3試合を一本勝ちして、初優勝した。

 73キロ級はロンドン、リオデジャネイロ五輪66キロ級銅メダルの海老沼匡(パーク24)がこの階級初の頂点。81キロ級は、昨年末に体重無差別の全日本選手権で3位に入った佐々木健志(ALSOK)が2度目の優勝。100キロ超級は佐藤和哉(日本製鉄)、100キロ級は飯田健太郎(旭化成)が制した。東京五輪内定選手は出場していない。

死去から11日後、畳に上がった

 父、稔彦さんの死去から11日しかたっていない。男子60キロ級の古賀玄暉(げんき)は、優勝インタビューで涙をこらえきれなかった。

 「何も恩返しできずに亡くなってしまった。何としても優勝したいという気持ちで戦いました」

 いつもの大会なら試合の合間に励ましてくれる父はもういない。寂しさを力に変えるしかなかった。

 決勝は開始2分、先に内股で…

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