衝突トラック、列車の通過前から線路上に 台湾脱線事故

台北=石田耕一郎
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別の列車が事故15分前に通過

 台湾東部・花蓮県で2日に起きた台湾鉄道の特急列車の脱線事故で、衝突したトラックは事故の前に線路上に転落していたことが分かった。別の列車が事故の約15分前に同じ線路を通過していた。台湾メディアが行政関係者の話として伝えた。

 トラックは線路沿いの斜面から転落した。捜査当局は、直前までトラックを運転していた建設作業員=過失致死罪などで起訴=が、停車時にサイドブレーキをきちんとかけたかどうか調べている。なぜ転落に気づかなかったのか、などについても聴くとみられる。

 台湾紙によると、行政の運輸安全調査委員会が事故列車の走行記録器を解析したところ、列車通過前にトラックが線路内に横転している映像が残っていた。現場は緩い右カーブで、最高制限時速は130キロだった。

死者数を50人に訂正

 一方、行政の事故対策本部は死者数を50人に訂正した。DNA型鑑定の結果、同じ遺体を重複して数えていたことがわかったという。(台北=石田耕一郎)