兵庫知事選、明石市長に立候補要請へ 立憲などの県議ら

武田遼、天野剛志
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 7月18日投開票の兵庫県知事選で、立憲民主党の元国会議員や国民民主党の県議らが、同県明石市の泉房穂市長(57)の擁立を検討していることがわかった。一方、候補者の擁立をめぐり県議団が分裂した自民党は、党県連としての推薦を投票で1人に絞ることを決めた。

 泉氏の擁立を検討しているのは、立憲県連副代表で元衆院議員の井坂信彦氏や兵庫県議の向山好一氏ら。井坂氏は取材に「自民の分裂や、維新の会の兵庫進出という県民不在の知事選となっている。泉氏のようにリーダーシップを発揮して決断できる知事が必要」と話した。近く泉氏本人に立候補を要請する方針だという。

 ただ、泉市長はこれまでの取材に「明石市長なので明石市民のために頑張る」と述べ、立候補の意思は示していない。

 泉氏は弁護士や旧民主党の衆院議員を経て、2011年の明石市長選で初当選した。積極的な子育て支援策などで知られる一方、市職員に暴言を浴びせたとして19年2月に引責辞職。翌月の出直し市長選で再選された。

 兵庫県知事選には、自民の県議団が立候補を要請した前副知事の金沢和夫氏(64)、同県議団を離脱した一部県議と維新が推す前大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)、元兵庫県加西市長の中川暢三氏(65)が立候補を表明している。

 金沢氏と斎藤氏の双方が自民の推薦を求めており、同党県連は7日に選挙対策委員会を開き、県連としての推薦を委員19人の無記名投票で選ぶこととした。県連関係者によると、投票の結果を踏まえて党本部へ推薦を上申するという。(武田遼、天野剛志)