草彅剛 大河「青天を衝け」で見せる「能面の慶喜」語る

有料会員記事

宮田裕介
[PR]

 渋沢栄一の生涯を描く、NHKの大河ドラマ「青天を衝(つ)け」。その渋沢に多大な影響を与えた一人が、江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜だ。表情がまるで能面のような新しい慶喜を草彅剛が演じている。どのような心構えで撮影に臨んでいるのか。合同インタビューで話を聞いた。

 草彅にとって大河は、香取慎吾が主役を務めた「新選組!」に出演して以来。慶喜役のオファーをもらった時の心境は「(慶喜の)他にも有名な将軍はいるし、ものごとの始まりはドキドキ、ワクワクする。けれど、(江戸幕府を)最後に終わらせるとは、どんな感じなのか、興味を持った」と語る。

 慶喜は、大政奉還をした幕末史を彩る重要人物の一人。諸外国から開国を迫られた際、「日本を外国から守る」と立ち上がり、尊皇攘夷(じょうい)論の中心的存在だった水戸藩出身だ。慶喜は、一橋家を相続したことで将軍継嗣問題に巻き込まれていく。大河ドラマで慶喜は、「徳川慶喜」(1998年)の本木雅弘、「八重の桜」(2013年)の小泉孝太郎、「西郷(せご)どん」(18年)の松田翔太といった俳優たちが演じてきた。

 草彅が演じる慶喜は、感情が読み取れない、能面のような表情が特徴的だ。周囲に次の将軍の後継者に望まれるが、かたくなに拒む。「攘夷だ! 攘夷だ!」と、感情をぶつける父の斉昭(竹中直人)とは対照的だ。最初の打ち合わせで、監督と「つかみどころがない役の方がいい」と話し合ったという。「僕は(父と)対極にいた方がいいという気持ちがあった。父は熱意を込めて将軍を推してくれているのに、他人ごとのようなフワフワしている様子は狙っています。大きな器の人間だと見られるといいかなと思っています」

 15代将軍になるシーンも…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら