大嶋一生・日光市長が死去、56歳 がん治療で入院中

梶山天

 栃木県日光市の大嶋一生市長(56)が5日午後、入院先の病院で亡くなった。がん治療のため、3月11日から入院していた。

 大嶋市長の訃報(ふほう)は5日午後1時前、同日から職務代理者になった上中哲也副市長のもとに、家族から伝えられた。

 コロナ対策に奔走していた大嶋市長は昨年6月、体調不良のため検査を受け、リンパ組織の異常が見つかった。市は8月、大嶋市長が通院治療することを公表。その後、公務に戻ったが、3月11日に入院した。現場復帰をめざしていたが、帰らぬ人になった。

 5日午後2時半ごろ、市職員にメールで市長死去が伝えられた。女性職員は「病気にもかかわらずコロナ対策に必死になっていたのに。安らかに眠って下さい」と涙ぐんだ。

 日光東照宮の稲葉久雄宮司は「突然の訃報に驚いています。春秋の大祭では市長が先頭で馬に乗りご奉仕して下さった姿が忘れられません」と惜しんだ。

 大嶋市長は斎藤文夫前市長の引退表明を受け、2018年4月の市長選で初当選を果たした。現在1期目の途中だった。(梶山天)