津波で全壊の駐在所、再建 石巻・旧大川小そばで被災 

原篤司
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 【宮城】東日本大震災の津波で全壊した大川駐在所が石巻市福地に再建され、5日に落成式があった。かつて児童や教職員計84人が死亡・行方不明になった旧大川小そばにあったが、住民の移転が進んだため、北上川の上流にある約1・5キロ西の住宅地に移った。

 新型コロナウイルス感染防止のため、落成式は県警の関係者のみで実施。駐在員として1人で勤務する森稜貴(いづき)巡査(24)は決意表明で、「より一層安全・安心に生活できる大川地区の実現に向け、業務に邁進(まいしん)する」と話した。

 駐在所は木造2階建て(延べ床面積約112平方メートル)で、土地は市有地。1階が事務所と駐車場で、2階が警察官の居住スペースになる。再建まで10年かかったのは、場所選定や住民要望を受けた調整、予算の確保などに時間がかかったためだという。(原篤司)