北朝鮮の不参加理由はコロナだけか 韓国関係者の分析は

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ソウル=鈴木拓也
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 北朝鮮のオリンピック委員会が、今夏の東京五輪への不参加を決めた。決定を伝えた北朝鮮体育省運営のウェブサイト「朝鮮体育」の5日付記事によると、理由について、新型コロナウイルスが流行するなか、「世界的な保健医療危機状況から選手を保護するため」としている。3月25日に平壌でビデオ会議方式で開いたオリンピック委員会総会で決定されたという。

 ただ、翌日に総会について報じた北朝鮮メディアは、不参加の決定に触れていなかった。北朝鮮政策に携わる韓国政府関係者は「北朝鮮の主張どおり、新型コロナへの対策を優先したと考えればいい。発表が遅れたのは、公開に向けた内部の手続きのためだろう」と話す。

 北朝鮮は脆弱(ぜいじゃく)な医療体制のなか、新型コロナウイルスが国内で流行することに強い警戒感を示してきた。中国で感染が広がった昨年1月下旬には早々に中朝国境を閉鎖。昨年8月に金正恩(キムジョンウン)総書記が「国境をさらに固く閉めて防疫活動を厳格に行う」との方針を示し、ほぼすべての往来が停止した。

 だが、中国に貿易を依存する…

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