ヨルダン元皇太子「国王の手中に」 批判一転、忠誠誓う

エルサレム=清宮涼
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 中東ヨルダンの王宮府は5日、ハムザ元皇太子がアブドラ国王に忠誠を誓う文書に署名したと発表した。ハムザ氏は国王に批判的な立場を取り、軍によって軟禁状態になっていると訴えていたが、国王側が事態の収束を図ったとみられる。

 AP通信などによると、ハムザ氏は仲裁役となった王族と面会した。その後、「国王の手中にとどまる」「憲法を順守し、国王と現皇太子を助ける」などとする文書に署名した。

 ヨルダンのサファディ外相は4日の会見で、ハムザ氏を「外国勢力と共謀して国家の安全を脅かす悪意ある策略を企てた」と批判。国を不安定にする活動をやめるよう求めたことを明らかにしていた。一方、ハムザ氏は英BBCが3日に公開した動画で、自宅で外部との接触を禁じられていると主張。「私はいかなる陰謀にも関わっていない」とも訴えていた。(エルサレム=清宮涼