将棋名人戦、7日に開幕 斎藤八段、渡辺名人に挑む
渡辺明名人(36)=棋王・王将と合わせ三冠=に斎藤慎太郎八段(27)が挑む第79期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局が7日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で始まる。3月に棋王と王将の二つのタイトルを防衛した渡辺名人と、A級順位戦初参加で優勝を決めて勢いにのる斎藤八段が、最高峰の舞台で激突する。
新型コロナウイルス感染防止の観点からファンらを集めた前夜祭は行わず、大盤解説会は事前応募者を対象に人数を絞り、感染防止策をとって実施する。
6日、開幕を控えて渡辺名人は「名人戦は長丁場。長くて厳しい戦いになると思うが、精いっぱい頑張りたい」。名人戦初挑戦の斎藤八段は「どんなスコアになっても自分らしく持ち味を発揮できるよう、初心を忘れずに戦っていきたい」と話した。(村上耕司)