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 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、大阪府は独自基準「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」を7日に点灯させ、「医療非常事態」を宣言する方針を固めた。同日午後の対策本部会議で正式決定する。赤信号点灯と医療非常事態宣言は、昨年12月に次いで2回目となる。

 大阪モデルは、感染状況が最も深刻な赤信号の指標を「重症病床使用率70%以上」とする。大阪府の6日の新規感染者は過去最多の719人で、初めて700人を超えた。入院中の重症患者は149人、府が確保している重症病床(224床)の使用率は66・5%になった。

 今回は、昨年12月の赤信号点灯時を上回るペースで病床が逼迫(ひっぱく)しており、吉村洋文知事は6日、記者団に「このままいけば医療崩壊の可能性もある」と危機感を示した。医療非常事態宣言を出すことで、不要不急の外出・移動の自粛や、大阪市内の飲食店などに要請している午後8時までの時短営業などの徹底を改めて呼びかける。

 府は医療従事者の配置を含め、病床の確保を急ぐ。5日には、重症病床での患者受け入れが困難になった場合に備え、軽症・中等症病床がある一定規模の病院に対し、重症化しても2人程度の治療を継続するよう求める通知を出した。(笹川翔平)