菅首相、フィリピンとインド訪問へ調整 中国を牽制?

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 今月末からの大型連休にあわせ、菅義偉首相はインドを訪れ、モディ首相と会談する方向で調整に入った。あわせてフィリピン訪問とドゥテルテ大統領との会談を調整している。中国との間で領土問題を抱える両国への菅首相の訪問は、日本が唱える「自由で開かれたインド太平洋」構想で連携し、中国を牽制(けんせい)する狙いもあるとみられる。

 複数の政府関係者が明らかにした。菅首相は3月にモディ首相と電話で協議し、日米豪印4カ国(Quad=クアッド)の協力推進で一致。日本は中国に対する戦略枠組みであるQuadを重視し、3月にあったQuadの首脳協議では中国への名指しこそ避けたものの、中国の強引な海洋進出を念頭に海洋安全保障での協力を明記した初の共同声明を発表している。

 フィリピンとは、日本は今年が戦略的パートナーシップを結んで10年の節目で、首相訪問で関係強化を図ろうとしている。

 菅首相は今月16日(米国時間)に訪米しバイデン大統領と会談する予定。1月に就任したバイデン大統領にとって、菅首相が対面で会談する初の外国首脳で、ここでも中国への対応などを協議するとみられる。