エディ、緊迫の10分間 飛び交う去就問題と吉兆の前例

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ロンドン=遠田寛生
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 ラグビーの「母国」の指揮官が背負う重圧だった。「攻防」はいつになく激しかった。

 欧州6カ国対抗の番記者取材でのことだ。

 3月20日、イングランド代表の監督取材。昨年の大会覇者はこの日、18―32でアイルランドに敗れた。全日程を終え、2勝3敗で5位。攻守で粘り強さに欠け、5試合中4試合で先取点を許した。敗れた3試合は特に無駄な反則が目立った。規律の乱れを修正できなかった。

 会見はオンラインとはいえ、緊迫した空気が流れていた。

 イングランドエディ・ジョーンズ監督(前日本代表ヘッドコーチ)が画面に現れた。表情は硬い。

 特に伝統のライバルであるスコットランド、ウェールズ、アイルランド相手の全敗がいただけない。大会が欧州5カ国対抗(イタリアが不参加)として実施されていた1976年以来の不名誉だ。

 英メディアの番記者たちが、前置きなしに「直球」の質問をぶつけていく。

 「この結果を受け、ファンたちは大変落ち込み、怒ってもいる。それを理解しているか。このことさえも受け入れないのか」

 ジョーンズ監督は周囲の「雑…

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