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 約3千匹のこいのぼりが、訪れた人たちを笑顔にしている。熊本県小国町の杖立(つえたて)温泉で1日から始まった「鯉(こい)のぼり祭り」。赤や青、黒などカラフルなこいのぼりが、杖立川の上を泳いでいる。

 杖立温泉観光協会が約40年前に始めた人気の祭りだが、昨年はコロナ禍で中止に。7月には、九州に大きな被害をもたらした豪雨にも襲われた。杖立川は氾濫(はんらん)し、旅館には土砂が流れ込んだ。

 こいのぼりの中には、県内で豪雨被害のあった人吉市や、隣町の南小国町を励ます「がんばろう」の文字が書かれたものも。「被災地同士、頑張ろうという思いで作りました」と同協会。

 コロナ下で2年ぶりの開催となったが、人が「密」になるイベントは中止にした。祭りは5月6日までで、夜7~10時にはライトアップも行われている。(吉本美奈子)