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 日本医師会の中川俊男会長は7日の定例会見で、2度目の緊急事態宣言を解除して間もなく感染が急増している現状について「これまでで最大の危機」と強調した。「この勢いのままいけば、(3度目の)緊急事態宣言も視野に入ってくる」とも述べ、危機感をあらわにした。

 この日は昨年、初めて緊急事態宣言が出されてから1年が経つ。中川会長は現状の危機がより深刻な理由として、「国民が新型コロナに慣れてしまい、自粛という我慢の限界にある」ことに加え、従来型よりも感染力が強い変異株が主体になりつつあることの2点を指摘した。そのうえで「最初の宣言時のように、国民の中に危機感、緊張感を呼び戻さなければならない」として、政府に対して「いま以上の強いメッセージの発信をお願いしたい」と話した。

 7日の大阪府での新規感染者数は過去最多の878人となった。中川会長は「再拡大はすさまじい」と表現。「1都3県、その周囲でも感染急増が間近に迫っていると考えるべきだ」と、首都圏にも改めて注意を呼びかけた。(滝沢卓)