変異株の新規感染、1カ月で14倍に 子どもの割合増加

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田伏潤
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 新型コロナウイルスの変異ウイルスによる新たな感染者数は1週間あたりで、2月末から3月末にかけて全国で14倍に急増した。コロナ対策を厚生労働省に助言する専門家組織は7日、関西圏を中心に変異株が感染急拡大に影響しているとして、不要不急の移動を避けるなど警戒の強化を求めた。

 変異株は従来のウイルスより感染力が強いとされる。全国の変異株の感染者数は2月22~28日に56人だったが、毎週増え続け、直近の3月22~28日は767人となった。特に関西圏が多く、直近は兵庫県が最多の201人、大阪府が次いで180人。一部の新型コロナの感染者に検査をしたところ、兵庫県で75%、大阪府で54%、東京都では3%が変異株だった。ゲノム解析の結果、兵庫は100%、大阪は96%が「英国型」だった。首都圏はいまのまま増え続けると、5月1日ごろに変異株の割合が7割を超える可能性があると指摘した。

 兵庫県大阪府の5市は「まん延防止等重点措置」の対象となっている。専門家組織は「大阪市内以外や近隣の京都、奈良、和歌山でも感染が急速に拡大している」として、人の移動に伴う変異株の他地域への流出をできるだけ防ぐために不要不急の外出、移動を避ける対策が必要だとした。

 変異株では、従来のウイルスに比べ10歳未満の子どもの感染割合が高いのも特徴だ。4月6日時点の変異株の年代別の感染者は、40代がもっとも高く15%。10歳未満は10%。従来株では10歳未満は3%と低いが、原因は分かっていない。また、1人が何人に感染させるかを表す実効再生産数は、2月1日から3月22日の平均が、変異株は従来株の1・32倍で、感染力の高さが際だった。

 変異株の感染者が退院する場…

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