学術会議「現行の国の組織が望ましい」 見直し案を報告

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石倉徹也、桜井林太郎、小野太郎
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 日本学術会議の会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかった問題に端を発した学術会議のあり方の議論で、梶田隆章会長が7日、東京・霞が関井上信治・科学技術担当相と会談し、昨年末から検討してきた組織の見直し案を報告した。「ナショナルアカデミーとしての役割を発揮するには、現行の国の組織が最も望ましい」とした一方、「特殊法人のような形で独立する余地もある」とした。

 井上氏が会談後に明らかにした。見直し案は、現行の組織形態が最も望ましいとしつつ、独立についても引き続き検討するという。井上氏は「国の組織のまま残るということであれば、国の組織としての責任をしっかり果たしてもらいたい。国から切り離して独立ということであれば、法律をつくらなければいけないので、しっかり決めていかなければいけない。学術会議の皆さんの意向を最大限尊重したい」と話した。

 学術会議は見直し案を8日の幹事会を経て公表し、21日から開く総会に諮る。梶田氏は会談の冒頭で「これですべての検討が終わるということではなく、さらに整理していかなければならない課題もある。会員の欠員がある状態での見直し議論には抵抗がだいぶある」とも述べ、引き続き6人の任命を求めていく。

 一方、6人のうち、加藤陽子…

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