びわ湖疏水船が3万人達成、京都市の父娘

菱山出
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 【滋賀】琵琶湖と京都・蹴上(けあげ)の間で運航するびわ湖疏水(そすい)船の乗客が7日、3万人を達成した。大津市の大津乗下船場で記念セレモニーがあった。

 第1琵琶湖疏水は、明治維新の東京遷都によって衰退した京都を復興するため、明治23(1890)年に完成した。約11・1キロの区間には、全長2436メートルと、当時は全国最長だった第1トンネルなど四つのトンネルがある。

 人や貨物を運ぶ通船(つうせん)が行き交ったが、1951年に廃止。観光船として2018年春、67年ぶりに復活した。定員9~12人の3隻で春と秋の2シーズン運航し、18年度が9153人、19年度が1万2915人。20年度はコロナの影響で春が9日間しか運航できず、6397人だった。

 3万人目は京都市西京区の小学5年生松村咲希(さき)さん(10)。父の会社役員建彦さん(47)と蹴上から乗船した。疏水船を運航する琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会の西村健会長から、秋の乗船券などをプレゼントされた。

 咲希さんは、社会の教科書で琵琶湖疏水のことを習ったという。「実際に見たいと思いました。桜は散ってしまったが、新緑がきれいだった。昔の人が汗をかいて頑張り、未来の私たちのために造ってくれたことに感謝します」と語った。

 今春は6月27日まで運航予定。公式ホームページ(https://biwakososui.kyoto.travel/別ウインドウで開きます)から予約できる。(菱山出)