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 米フェイスブック(FB)は6日、5億人分超の個人情報流出が報じられたことについて「2019年9月以前に、友達を見つけるための『連絡先取り込み』機能が悪用され、データが取得された」とブログで説明した。ただ、流出の規模には触れていない。初めて具体的に言及したが、米メディアでは批判も強まっている。

 同社は「FBのシステムがハッキングされたのではなく、FBのプラットフォーム上からデータが取得されたものだ」と強調。19年9月以前にあった、利用者が友達を探す際の機能の弱点を突かれて流出したという。問題は19年に対処済みで「同様の事例は今後起こらない」との立場だ。

 ただ、セキュリティー専門家によると、日本を含む世界106カ国、5億3300万人分の個人情報(電話番号、氏名など)はハッカーサイト上で掲載されていたといい、ネット詐欺などへの悪用の恐れもある。規模はFBが19年に明らかにした「2億2千万人」の倍以上となる。

 FBはこの問題が3日に報じられた際、広報担当者が「これは19年に報じられた古いデータだ。我々はこの問題を19年8月に見つけ、修復した」とツイートしただけだった。米メディアは「FBはこの問題を認めるのに2年もかかっている。データ保持の責任を真剣に考えていない」とし、各州への調査を求める声も出ている。(サンフランシスコ=尾形聡彦)