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 北海道新幹線の函館新幹線運輸所(七飯町)に設けられた訓練用の「乗務員シミュレーター」が報道陣に公開された。

 JR北海道によると、車両故障や地震などの災害、駅での乗客の車両接触といった約160種類ものトラブルを再現できる。運転士と車掌がすばやく対応できる能力を養う。4億1千万円をかけ、昨年11月に導入された。

 運輸所内の訓練室には、運転士用の模擬運転台や車掌用の模擬車体のほか、異常事態に対応する運転士や車掌から連絡を受けたり、指示を出したりする教師卓もある。

 運転士と車掌は、北海道新幹線の沿線約150キロの風景や駅ホームの映像を見ながら、列車を緊急停止させて配電盤のスイッチを操作したり、駅係員と打ち合わせながら列車の停車位置を修正したりする訓練を披露した。

 北海道新幹線は3月26日で開業5年を迎えた。JR北の広報担当者は「現実にはあってはならない失敗やトラブルを体験して非常時の対応方法を身につけ、安全運行に役立てている」と話す。(三木一哉)

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