米最高裁、技術革新を重視する姿勢鮮明に グーグル勝訴

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サンフランシスコ=尾形聡彦
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 ソフトの著作権侵害で米オラクルが米グーグルを訴えていた大型訴訟で、米最高裁がオラクル側の主張を退けた。グーグルによるソフトの一部利用は「公正な利用」の範囲内と認定。新規開発者側の権利を認め、技術革新を促すことを重視する姿勢を鮮明にした。

 最高裁判事は5日、6対2で「グーグルによるコピーは著作権法に違反していなかった」(ブレイヤー判事執筆の多数意見)と判断した。

 今回争われたのは、ソフト同士をつなぐ役割のプログラム「API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」と呼ばれる部分のコピーの妥当性だった。グーグルは2008年に出したスマホ向け基本ソフトのアンドロイド開発に際し、サン・マイクロシステムズのプログラミング言語ジャバのコードの一部(約1万1500行)をコピーした。コード全体のうちの0・4%だった。ジャバで作られたソフトが、APIを通じ、アンドロイド上でも簡単に動かせるようになる。アンドロイド上で動くソフトを世界のジャバ技術者たちに開発してもらうため、グーグルにとって重要な対応だった。

 米国ではソフト開発時、大き…

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