東芝の買収、社内には前向きな声も 低くはないハードル

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小出大貴、新宅あゆみ、山下裕志
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 東芝は、英国系の投資ファンドから買収の提案を受けており、慎重に検討する、と7日発表した。東芝の経営陣は、現在の大株主である他の投資ファンドと対立している。2兆円超とされる今回の買収提案に応じれば、対立を解消できる可能性があるが、安全保障などの観点からハードルは低くない。

 東芝によると、買収の提案は、英国系の投資ファンド「CVCキャピタル・パートナーズ」から6日に受けた。

 提案の具体的な内容は明らかにされていないが、関係者によると、株式の公開買い付け(TOB)による上場とりやめを想定。最近の株価に3割上乗せした価格で買い付ける構えで、買収総額は2兆円超を想定しているもようだ。

 東芝は7日に取締役会を開き、この提案について副社長をトップとするチームで検討していくことを決めた。より詳細な提案を受け取った後に、賛否を決める方針だ。

 東芝は2016年の米国での原子力発電事業の失敗をきっかけに経営が厳しくなり、17年に増資に踏み切った。

 業績は改善に向かっているが、この増資を引き受けてもらった複数の「モノ言う株主」との対立が深まっている。企業統治や経営方針などをめぐる対立だ。

 英系CVCは、TOBに「モ…

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