動物や地球と「一つの健康」を WHOと各国首脳が寄稿

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 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が各国首脳や国際機関のトップと連名で朝日新聞などに寄稿し、コロナ禍の克服に向けた国際的な協調を訴えた。寄稿では「一つの政府や国際機関だけでは脅威に対処できない」と指摘。ワクチンの公平な供給などを進めるため、各国政府や市民社会などが一丸となって国際的な協力体制を充実させるよう訴えた。

 寄稿にはテドロス氏のほか、英国のジョンソン首相やフランスのマクロン大統領、ドイツメルケル首相、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領など24人が名を連ねた。日本語訳は次の通り。

     ◇

 新型コロナウイルスの世界的な流行は、国際社会にとって1940年代以降、最も大きな試練となっている。2度の世界大戦による荒廃を受け、当時の政治指導者たちは、多国間の体制を構築しようと団結した。

 その目的は明らかだった。各国を束ね、孤立主義ナショナリズムの誘惑を一掃し、平和や繁栄、保健衛生と安全といった団結と協力の精神においてのみ、共に成し遂げることができる試練に取り組む――。

 今日、私たちは同じような希望を持っている。新型コロナパンデミックを克服するために共闘することで、将来の世代を守る強固で国際的な保健衛生の体制を築くことができるのだと。

 今後もパンデミックや、保健衛生に関する重大な緊急事態が起こるだろう。一つの政府や多国間の機関だけで、こうした脅威に対処することはできない。問題は「もし」ではなくて「いつ」なのだ。パンデミックを予測し、予防し、検知し、評価し、極めて協調的なやり方で効果的に対応すため、私たちは一緒によりうまく準備しなくてはならない。

 コロナ禍は、皆が安全になるまでは誰もが安全ではないということを、過酷で苦しいくらいに思い起こさせている。

 それゆえに、私たちは今回と…

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