EUに歩み寄るトルコ 米国との仲悪く「取引的な関係」

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高野裕介、ブリュッセル=青田秀樹
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 トルコのエルドアン大統領は6日、同国を訪問した欧州連合(EU)のミシェル首脳会議常任議長(大統領に相当)、フォンデアライエン欧州委員長と会談した。東地中海の資源開発やトルコの人権問題で深まった両者の溝だが、解消にはなお時間がかかりそうな状況だ。

 「経済面での協力や高官の対話など、具体的で前向きな提案をする用意があることをエルドアン氏に伝えた」。ミシェル氏は会談後の記者会見でそう説明する一方、人権問題や特定の政党へのトルコの対応について「深い懸念を伝えた」とも強調した。「互いの利益になる関係を築きたい。トルコ次第だ」と付け加え、トルコ政府が女性に対する暴力や性差別の防止を目指す国際条約からの脱退を決めたことについても見直しを求めた。

 EUとトルコは、東地中海での天然ガス田開発でトルコとEU加盟国のギリシャの双方が軍艦を派遣して緊張が高まったことや、エルドアン政権が反対勢力への締め付けを強めたことなどで悪化。ただ、最近はエルドアン氏が「(EUとの)新たなページをめくる」と発言するなど、変化の兆しが見えていた。

 トルコの歩み寄りの背景には…

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